第48村人:小椋 幸恵さん

2014.6.6 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

今日はあば村 大杉地区の『いきいきサロン』活動日でした。毎月一回
村人の交流を兼ねて草取りやクリスマス会、お料理教室なんかも開いて
います。今日はそこで出会って一緒に草取りしたおばあちゃんをご紹介。

 

小椋 幸恵(ゆきえ)さん

 

さちえさん2

 

 

 

「人が集まるのはええことええこと。」

あば村で生まれ育った幸恵さん。村の中で嫁いで大杉地区へやってきまし
た。恒例になるにつれて、あば村の最奥地の多すぎでも賑やかだったのが
次第に人がいなくなっていることに心配しておられます。「昔はな、婦人
会も人がたくさんいて、賑やかでしたよ。」人が少なくなるにつれ、集い
の機械もなくなってきました。それもあって、年に何回かあるいきいきサ
ロンには必ず出て来てみんなとおしゃべりをします。「人が集まるのはほ
んとにええことです。私は特別用がない限り必ずサロンには出て来る。村
の少ない楽しみなんです。」笑顔を見せながらお友達に「元気やったか?」
と声をかけていく幸恵さん。幸せをたくさん振りまいていました。

 

さちえさん

「京都に遊びに行くのが楽しみだった。たくさん縁があって。」

幸恵さんには娘さんがおられます。学生時代は京都の大学へ行っていました。
その娘さんのところへ毎月遊びに行っておられたそうです。「京都まで高速
道路ですぐに行けるのでね、娘に食料とちょっと小遣い渡しに行っていまし
たよ。」学校で娘さんに会って、ひとしきり喋って別れた後にはよく観光に
も行っておられたそうです。「娘の部屋の掃除でもしようかと言うんですけ
ど、いらんけぇ観光してこいといつも言うんです。だから寺なっと(なんか)を
一つ二つ回って村へ帰ってきていました。」今はもう京都に行くことはなく
なりましたが、その時の想い出をすごく懐かしそうに話してくれました。
村の中に引きこもりがちなおばあちゃん達ですが、少し外に出て、違った空
気を吸えたらいいな。

 

さちえさん3

 

最後に、幸恵さんのあば村の自慢は?

「ここに生まれたんじゃけ、住むのはしょうがない。生きてて幸せ。」

 

笑顔がとっても素敵な幸恵さん。幸せたくさん恵んでもらえました。
京都、一緒に行けたらいいねーと行ってました。連れて行ってあげたいな。

 

明日もお昼の12時更新

次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。