第４７村人：草刈けい子さん

2014.6.5　【あばのヒト】　投稿者：bo-kun_chan

ちょっと私事になりますが、ぼーくんは一年間３６５日もんぺで生活を
しております、嵐になろうが大雪になろうがもんぺです。(たまに公開す
ることもありますが)。今日は、あば公民館で毎週２回行われているパッ
チワーク教室。そこへお出かけしに行っておばあちゃんにもんぺを作っ
てくれないかとお頼みに行きました。そこでであった素敵なおばあちゃ
んを今日は紹介しようと思います。

草刈けい子(けいこ)さん

「昔から縫い物が好きでした。雨の日は縫い物。」

綺麗な白髪で素敵なけい子さん。昔から小物を作ったり、服を縫ったりす
るのが大好きでした。「晴れの日は外に出て畑、雨の日は家の中で縫いも
のをしていたんですよ。」まさに晴耕雨読でなはく晴耕雨縫(読み方は不明)
の生活をしてきたけい子さん。まだ若い頃には着物や帽子なんかも全て自
分で作っていたと言います。「家に大きな編み物の機械があったんです。
毛糸を買ってきて、帽子やパンツを編んでいました。着物も自分で縫って
作っていました。生地もリサイクルしながらね。」けい子さんの縫い物上
手はあば村内でも有名、自分のものだけでなく頼まれていろんなものを作
ってきました。「お隣さんが、服やバックなんかを作って欲しいとよく頼
みにやってきてたんです。もういろんな種類作って来て私に作れないもの
はなかった。今は忘れてしもうたけどな。」ちくちく縫いながら思い出話
を聞かせてくれました。

一針一針丁寧に縫っていきます。

「こうやって集まる場も好き。いつも来る人が来ないと心配になる。」

今日は、あば公民館でパッチワーク教室が行われていました。もちろんけ
い子さんもメンバーの一人、毎週月・木曜日はここへ出かけてきて縫い物
をします。「家で一人でやってても飽きて来るからこうやって時たま集ま
るのがええんです。」顔なじみとおしゃべりをしながら縫い物、口と手を
同時に動かす、止まらない、まさに神業です。いつもは７人で活動してい
るのですが、なかなかお友達がやってきません。「あの人は今日どうした
んだろうか？といつも心配になるんです。そわそわして。けど縫い物始め
たら落ち着くんですけどね。」とにかく縫い物が好きなんですね。こうや
ってみんなで集まって趣味をする場所も村には数少ないです。いろんな人
が集まれる場所が必要になってくるなーと、ちくちく丁寧に縫うけい子さ
んを見ながら想いました。

いっつもおしゃべりしながら作業しています。