第46村人:西山 雅康さん

2014.6.4 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

あば村で一番高い山 大ヶ山。昔はスキー場があったり、パラグライダーで
飛び立ったりと人が賑わっていました。その山頂から少し降りたところに
大ヶ山7不思議の一つ、『鬼の門』という巨大な岩があります。今日はそ
こを案内してくれた地元の物知りお父さんをご紹介します。

西山 雅康(まさやす)さん

 

まさやすさん

 

「雇われで山仕事をしていました。趣味もあって山が詳しくなったんです。」

あば村、大ヶ山の麓にある西谷集落に産まれた西山さん。24歳からは京
都に出て、ホテルのフロントや接客の仕事をしていました。今でも京都が
大好きで、月に1度のペースで京都へ行かれます。(生まれが京都のぼーく
んよりも良く知っているので困るんです..)そして20年勤めた後にあば村
へ戻ってきました。「京都も良いですけど、やっぱり住むのは産まれた土
地がええですね。」とやや京都弁まじりで。村へ戻ってからは森林組合に
雇われて山仕事をしていました。「よく山に入って、間伐したり、草刈り
をしたり働いていました。」そこであば村の山を勉強しながら歩いていま
した。元々、山野草や花等が好きだったのもあり、どんどん山に詳しくな
っていきました。「一緒に山仕事をしていた人と、山仕事の昼休憩に綺麗
なキキョウの花がたくさん咲いている場所を見つけたと聞いて、採りに行
ったんです、結局見つかりませんでしたが 笑」山を歩くのはそんなに好き
じゃないんですよ、と雅康さんは言っていましたが歩きながらすごく笑顔
になっていましたよ。

 

にしやまさん2
雅康さんが間伐したという山の風景。今になったらもう少し薄くしたらよかったと反省気味。

 

「鬼の門までの道を切り開いていきました。子どもの頃は良く来ていましたよ。」

今日は、朝から雅康さんとあば温泉の支配人である石田裕二さんと山登り。
6月21日(日)にあば温泉が開催するあばウォーキングのコースが鬼の門へ
の道なので、その下見がてら案内してくださいました。子どものころからこ
の道を歩いていたと雅康さんは言います。「子どもの頃は、ここらへんは木
もなく原っぱでした。小学校の帰り道におうふく2時間かけてここまでウド
を採りにきていましたよ。」歩いていると、木や花の名前、大ヶ山7不思議
話、歴史や村の想い出までいろんなお話をしてくださいます。まうで本職が
山のガイドのように上手に説明してくれる。楽しい。いよいよ鬼の門に到着。
「ここまでの道も、5年前に支配人(石田裕二さん)と二人で切り開いたんで
す。最初一人で来た時は岩を間違えましたけどね。」ちょっと冗談まじりで
したがお茶目な雅康さんを見せてくれました。

 

にしやまさん4
鬱蒼とした山の中、道無き道を案内してくれました。

 

にしやまさん
左が鬼の門。大きな岩の間に小さな岩が挟まりトンネルのようになっています。

 

最後に、雅康さんのあば村の自慢は?

「まだまだ開発していかないと!あば村には魅力も不思議もたくさんです。」

 

6月21日のあばウォーキングでは、雅康さんも一緒に鬼の門まで歩くことが
できます。話が楽しくて全く疲れない!この機会に一度、雅康さんに会いに来
てみてはいかがでしょうか?

 

明日もお昼の12時更新
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。