第40村人:伊藤 享さん

2014.5.27 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

昨晩は、あば村のちょっとしたイベント『ハンモックBar night』が賑やか
に行われました。あば村の有志を中心としたメンバーが昨年から行っている
イベントで、あば渓流釣り場にある東屋にハンモックを張り、お酒を楽しむ
というイベントです。40人近い人が集い、いつもは見られない夜となりま
した。今日はこのイベントの主催者の一人、あば村の外から移住した来た男
性をご紹介します。

 

伊藤 享(すすむ)さん

 

いとうさん2

「補助金も使わず、長続きする、自分たちが楽しめるイベントをと思い始めました。」

今回で4回目となる『ハンモック Bar night』。もともと、アウトドアやキャ
ンプが好きな享さんや、西粟倉で出張日本酒バーを行う女性、あば村の若者
と出会い、意気投合したところからスタートしました。「最初は、とにかく
自分たちが楽しめるイベントをしよう。」と考え、このイベントを始めまし
た。その中で享さんは洋酒のバーテンダー担当。自身がアメリカンなものが
好きで、あば村内だけでなく津山市近辺のイベントにも出店しておられます。
「今でも、CafeやBarを経営したいという夢を持っています。」と享さん。休
みの日には、イベントに出ては得意の料理と飲み物を提供しています。ハンモ
ックBar night も最初は自分たちが楽しむイベントでしたが、いつのまにか人
数も増えて来て、始めは来ていなかったあば村の人の姿も見られるようになっ
てきました。「補助金も使わず、長続きするイベントをしたかった。あばで開
催するけど、強制参加ではなく、自分から来たいと言ってくれるまで待ってい
ました。」今では村でも噂になり、村外からも人が来て、素敵な交流の場とな
っています。飲み屋のないあば村、こうやってみんなでわいわい出来る場を作
れることは素敵ですね。

 

いとうさん
バーテンダーの享さん。しぶい大人の空気が出てます。

 

「あば村の景色が好きです。」

あば村の大高下地区にお住まいの享さん。十数年前に津山市からあば村へ、お
嫁さんと2人の子どもと共に引っ越して来られました。今も続けておられる加
茂森林組合の仕事を津山から通っておられましたが、引っ越しを決意。最初は
あば村でなく加茂町への引っ越しを考えておられました。しかし、享さんの奥
様のご両親の勧めであば温泉へ訪れた時に、「ここにしよう!」とあば村への
引っ越しを決意されました。土地を買い、こだわりで木造の家も建て、今はも
う一人の娘さんに恵まれて生活しておられます。休日は家族と過ごしたり、イ
ベントに出張したり、趣味の革細工をされたり、素敵な田舎ライフを楽しんで
おられます。「あば村の入り口が一つで、一気に景色が広がるところが好きで
す、静かだし。」
村での生活は、たくさんの苦労があっただろうけど、話を聞いていたら移住さ
れてとても幸せそうな笑顔をみせてもらえます。あば村へ移住を考えている人
はとりあえず享さんに会ってみてはいかがでしょうか?

 

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享さんの個人ブランド『NATURAL YARD』イベントケータリングや革細工などをしておられます。

 

最後に、享さんのあば村の自慢は?

「自慢というか、何にもないとこがええな。」

 

みんなから「すーさん」と呼ばれ、自分らしい田舎暮らしを追求している享さん。
子育ても趣味も仕事もこなし、信頼の厚いみんなの素敵な兄貴でした。

 

明日もお昼の12時更新
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。