2014.9.25 【あばのコト】 投稿者:bo-kun_chan
【前編はこちら】https://abamura.com/tsusin/koto/1419
前編を読んでからこちらの後編をお楽しみください。
9月20日 快晴の元に行われたあばウォーキング。
大ヶ山のてっぺんまで歩き。
いよいよ大ヶ山七不思議の一つ『鬼の門』へ向かいます。
あば村が誇る大ヶ山には、曰く付きの7つの巨岩・奇岩があります。それを巡るのが今回
のウォーキングの目的です。
入り口を抜けたとたんにこの道。今までとは違い、景色を楽しむ暇もなく足下だけを見ながら
降りていきます。これも七不思議への試練の一つなのでしょうか。
少し歩くと、平地になりました。木々の間を抜けて歩いて行きます。ぼーくんは着いて行くのに
必死ですが、参加の皆さんは「松茸が生えてないかな?」なんて言うくらいの余裕。
鬼の門へ行く道中、まずは第一の巨岩が見えます。その名も『三つ岩』。その昔、3人の天狗が
力比べをしようと、大きな岩を見つけてここに並べて戦ったそうです。真ん中の岩の裏側には天
狗の爪痕と言われている大きな傷がついています。身長の3倍ほどもある巨岩が突然現れて、み
なさんもびっくり。
時間があるので、もう一つ岩を見に行こう!!という話になり、道無き道を攻めます。笹をかき
分けながら、人が歩いたその時、そこは道になる。なんて名言も飛び出しながら次の岩へ。
こちらが第2の岩である『屏風岩』…だと言われています。なんとなく屏風のように段々と
なっています。(見えなくもない。) 謎は謎のまま置いておいた方がいいかもですね。
さて、いよいよ次は鬼の門です。再び山道を歩いていきます。木漏れ日とそよぐ風が気持ち
良いです。
山が開けて、見通しの良い場所に出ました。やや曇っていましたが、ここからは隣の加茂
町や津山市の綾部方面まで見下ろすことができます。思わず叫びたくなる衝動を抑え、目
の前まで迫っている鬼の門へ。
とんでもない急勾配を下って行きます。七不思議を見るために、決死の思いで降りていきます。
この道をなんとか綺麗にしようと、市役所とウォーキング参加者が一緒になって階段を作ろう
という話も出ています。
降りた先に、突如現れた、大きな岩の固まり。
こちらが大ヶ山七不思議の一つ『鬼の門』。垂直にそびえ立つ巨岩の上を塞ぐように岩が挟まり
門の形になっています。幅2m・高さは、一番高い場所で5mほど。まさに鬼が覗いてきぞうな
大きさです。
なぜこんなところに岩が挟まっているのでしょうか?自然と崩れてこの形になったのか、それ
とも本当に鬼がやってきて門を作ったのか。この神秘的で不思議な空気にみなさん息を飲み、
岩を見上げます。「この感動は、この場所に来ないと味わえないだろうね。」と参加者さんが
言うように、写真では伝わらない、パワースポットのような力を感じます。
さて、鬼の門も無事に見れたので目的達成。家に帰るまでがウォーキングです。
帰りの道中にも七不思議の一つ『樽岩』があります。昔は、この岩から『トックトック』と、樽
からお酒をつぐときのような音がしていたのでその名がつきました。誰かがこの岩に悪さをして
から、今はもう音が鳴りません。残念だ。
帰りには、丸太で作られた橋も渡りました。気をつけてくださいね、と言った矢先に参加者さん
が滑って転ぶ。帰るだけだからって気を抜いちゃだめですね。
さて、無事に(?)交流館まで帰って来ました。あばウォーキングでは毎回、帰った後にお楽しみ
のじゃんけん大会が行われます。商品は、交流館駐車場でチェーンソーアートで木彫りの作品を
作っておられる永井さんから。可愛いわんちゃんの彫り物です。
歩くときより真剣な顔でじゃんけんをするみなさん。本当の目的はこちらなのでしょうか…
決勝戦。
見事、女性の方が優勝しました。喜びの笑顔が眩しい。
という訳で解散。汗を流した後はみなさん温泉へ。これがあばウォーキングの魅力でもあります。
今回歩いた〜大ヶ山の七不思議を訪ねて〜コースは、全長4kmほどでしたが、起伏も大きい山道
を行く、歩きごたえのあるコースでした。しかし、歩いた先に待ち構える七不思議の巨岩・奇岩
わ一見の価値があるものばかりです。
また来年も同じコースを歩く会がございますので、その際のご参加をお待ちしております。
※今回のコースは、山の急斜面を下る場所が何カ所かございます。危険ですのでくれぐれもお一人
でのウォーキングはお控えください。また、熊や蛇、スズメバチなどの野生生物も多数発生いた
します。個人で歩かれる際には、登山に適した服装と準備で入山ください。
あばウォーキングが開催されました【後編】 終