第81村人:石田 博美さん

2014.7.30 【未分類】 投稿者:bo-kun_chan


 

とんでもなく暑いですね。涼しいと言われるあば村の
温度計も先日41℃を指していたと村中の噂になって
います。ついに機械もめげた(壊れた)のだろうか。相も
変わらずこんな暑い毎日でも地域の人はせっせと働い
ています。そろそろ田んぼに「ひえ」が出始める時期。
今日はそんなひえ抜きをしていたおばあちゃんをご紹介します。

 

石田 博美(ひろみ)さん

 

博美さん1

 

 

 

「ぴょこんと頭が出ているのがひえです。抜かんと大変なことになる。」

お家の前で田んぼに出る準備、帽子を被って長靴を履い
て。炎天下の中ですがひえ取りに出られるそうです。
「この時期になったら、稲より先に(ひえの)穂が出るん
です。頭がぴょこんと出てるやつ。これを見つけては手
で抜くんです。」機械化が進んでいる農業ですが、この
ひえばっかりは機械ではどうしようもありません。自分
の目と手で判別して抜いていきます。米づくりも大変だ。
「私はまだまだですけど、プロのお百姓さんになったら
穂が出る前にもひえが判別できるようになるんですよ。」
見せてもらっても、穂が出なければ稲と全く区別が出来
ない。

 

博美さん2

 

 

田舎のお百姓さんの間では、「酔うても、嫁は区別がつか
んがひえは分かる。」という笑い話があるくらい。稲とひ
えの見分けができるのは、熟練した百姓の証です。
暑い中の作業ですが、田んぼはあばの天然水で満たされて
います。「ここは風も抜けるし、水も冷たいので気持ちが
良いですよ。」と博美さん。ひえを見落とさないようにゆ
っくりと田んぼの中を歩いていきます。綺麗な水と気温差
があばの米の秘訣だと良く聞きますが、こういった丁寧な
作業も美味しさの秘密なんだろうな。

 

博美さん4

 

 

最後に、博美さんのあば村の自慢は?

「何にもないですけど、いい場所ですよ。」

 

 

僕は間違って稲を抜いちゃダメなので、手を出しませんでした.笑
もう一度違いを良く習ってからお手伝いに行こっと。

 

明日もお昼の更新です。
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。