第81村人:藤原 好惠さん

2014.8.1 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

昨日のからっと気持ちのよい晴天から一転、今日はじっとりと
蒸し暑い空気が流れております。それでも、時間は待ってくれ
ないので、みんなごそごそと外に出て畑や田んぼの作業をこな
していきます。ぼーくんは暑さにすぐばてて休憩するのに、じ
ーちゃんばーちゃんたちは黙々と仕事。さて、今日は疲れて座
ってたら「トマト食べる?」と声をかけてくれた素敵なお母さ
んをご紹介します。

 

藤原 好惠(よしえ)さん

 

好恵さん2

 

 

「暑いですねぇ、本当に。」

普段通らない道を気まぐれに走って写真を撮っていたら声をか
けてくれたお母さん。今日は朝からネギの植え替え作業をして
おられました。一本一本丁寧に苗を植えていきます。「こうや
って藁を敷いておいたら、草抑えにもなるしネギもしゃんと立
ってくれますからね。」可愛いネギがぴょこんと藁の下から出
ている姿がなんとも可愛い。隣にはミニトマトが綺麗な赤色を
してなっていました。乾いた喉に染み渡るトマトが美味しい。
「あそこにはお父さんがゴーヤを育ててるの!!」と自慢げに
案内してくれた小さなビニールハウス。上を見るとぐんぐん大
きくなっていくゴーヤの子がたくさん。「どうですか?なかな
か絵になるでしょう?また写真撮りにおいで。」どうやら年賀
状や暑中見舞いのハガキにしたいらしく、定期的に通うことが
決定しました。笑

好恵さん3

 

「村で生きるのは老後が心配なんです。」

あば村生まれあば村育ち、村から出たことがないという好惠さ
ん。高校を卒業してからなんと32年間ずっと獣医関係の事務
仕事をしてこられました。「もうずっと変わらず同じ仕事を頑
張ってきましたよ。同期はもう今年で定年になるころだけど。
私は少し頑張りすぎたので、途中で退職しました。」長く勤め
た職場から離れ、あば村でのんびりした百姓暮らしを始めまし
た。しかし、これから先のことを考えると老後のことが心配だ
と言います。「やっぱりね、田舎だから医療機関がなかなか選
べないのが不安でしかたないです。老後をどうやって生きるか。
上手に病院を選んで幸せに暮らしていきたいですね。」車がな
いと、バスや電車を朝早くから乗り継いで行かなければなりま
せん。すこし暗い話になりましたが、またトマト食べに来るね!
と笑顔でお別れしました。

 

好恵さん1

 

 

最後に、好惠さんのあば村の自慢は?

「んー、別に普通なとこですけど 笑」

 

なんと、僕の大学時代(休学前)にお世話になった人が共通の知り合い
だったりして変に話が盛り上がりました。しかし、二人とも汗だく。
次はもっと涼しくなるときにゆっくりお話しに行こう。ゴーヤも撮らねば。

 

週末ですね。8月に入りお盆前で皆さんお忙しいでしょうか。
次の更新は週明けの8月4日(月)曜日です、お忘れなく。

 

次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。