第７４村人：茂兼　操子さん

2014.7.17　【あばのヒト】　投稿者：bo-kun_chan

村を歩いていると、いろんな人から「ぼーくん何してるん？」
と声をかけられるようになりました。野菜や米なんかも貰っ
たりして、相変わらず村のみなさんに生かされています。さて
今日はそんな中から、いつも出会ったらお家においでーと言っ
てくれる素敵なお母さんをご紹介します。

茂兼　操子(みさこ)さん

お出かけ好きな操子さん。この日はあば青空市にお出かけ。

「外に出てはいろんなものに参加させてもらってます。」

あば村の竹の下地区にお住まいの操子さん。いつも外で出会っ
たら「またお茶しにおいで〜。」と言ってくれるので今日はお
家に遊びに行きました。それでも、いつも車がなくて外へ出か
けている操子さん。村のいろんなイベントに参加しておられま
す。「こけない体操やら、リフレッシュ体操やら、村でいろん
なことに参加させてもらってます。みんなで集まってお話した
らたのしくなってくるでしょう？」体操で汗をかいたら温泉で
汗を流しに行きます。家に閉じこもりがちでも、こういった企
画があれば外に出やすいですよね。「私の孫がな、(津山)市内
の方でアルバイトをしよるんじゃけど、それの送り迎えしたり
な、割と忙しいんで.笑」と冗談まじりに。それでも家にいる時
間も大切にしておられます。実は旦那さんが寝たきりになって
いて、介護もやっておられるからです。

ごそごそ動くおじいさんを見守る操子さん。

「おじいさんは本当に元気な人だったんで、喧嘩ばっかりして。」

先日ご紹介した茂兼正義さんが操子さんの旦那さんです。今は
寝たきりの生活ですが、「昔は本当に元気でなんでもやってた
んで！！」と自慢話が始まりました。「おじいさんはな、土建
屋さんをやってて、加茂の業者に出てたんです。でも、とにか
くやんちゃで有名で、津山で喧嘩してしょっちゅ怪我して帰っ
てきました。」自慢なのかどうかよく分からない話ですが、そ
れでも涙ぐみながら想い出話を聞かせてくれました。
今はもう『老老介護』になってしまい、操子さんも体力的にお
世話が難しくなっています。それでもおじいさんがなるべく自
分の力で生活してくれるのでとても助かっているとのこと。
「おじいさんはなるべく自分でするようにごそごそ動くんでな、
私も楽させてもらってます。本当にありがたい。おかげでこん
な歳ですけどまだまだ幸せに行きておれます。」こっちも幸せ
になるような素敵な夫婦愛を見せてくれました。

最後に、操子さんのあば村の自慢は？