第64村人:佐々木 操さん

2014.6.30 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

先週のことですが、あば村で「樹齢100年を超える木を切る」
というイベントがありました。林業が主な村の収入だったころに
比べたら、だいぶ山に入る人は減りましたが、まだまだ現役で木
を切り倒している人もいます。今日はこのイベントでも活躍した、
村でも有名な山の達人をご紹介します。

 

佐々木 操(みさお)さん

 

みさおさん3

 

 

「わしは、木を切ることしか能がないけんのぅ、それができればええんじゃ。」

あば村の大畑地区にお住まいの操さん、生まれはお隣の鳥取県因幡地方
お婿さんで村へやってきました。その頃から林業一筋、山のことを知り
尽くして仕事をしていました。「下刈り(木の苗が若い時に周りの雑草を
刈ること)や間伐もしていましたけど、私の専門は木を運び出すことでし
た。」山にもいろんな仕事があり、木を育てる、切る、運び出すなど分
野に分けて仕事をしていたそうです。「山の中に線を貼って、それに木
を吊るしながら木を運ぶんです。傷をつけないようにね。大切に切られ
たものだから折ったりなんかしたら大変なこと。」木を大切に仕事をし
てきた操さん。しかしもう70代後半の体になりました。実はもう、今
回のイベントで大きな木を倒すのは最後にすると言っておられます。村
にはたくさんの観客と、木を切る手伝いに集まったおなじあば村の山の
男たちが集まりました。

 

みさおさん2
村から選ばれた山の男たち。左から小椋さん、伊藤さん、佐々木さん

 

今回は樹齢120年の桧を切り倒します。山に始めて入ったという人も
見る中で、緊張感のある現場。それでも操さんは、手際よく木を倒して
いきます。「数センチのズレで、生死に関わる大事故が起きるかもしれ
ない。何歳になっても木を切る時は緊張をします。」操さんが山で培っ
て来た技を披露する場、観客も食い入るように木が倒れる瞬間を見てい
ました。120年ものの桧を切り倒した瞬間に、一斉に拍手が。その姿
に涙する人までいました。操さんも安心した表情。「山の仕事は、危険
もたくさんあるけど、やりがいもしっかりある。しかし後継者がなかな
かいない。この技術を、後に後に残していかないと山が死んでしまう。」

 

みさおさん
木を切る操さん。カッコいい。

 

あば村で進めている木の駅プロジェクトにも木を出してくださっている
操さん。もうこれで木を倒すのは終わりだと言った矢先、次に山に入る
段取りをしていました。「木を切るのが私の人生なんです。」と操さん。
まだまだ人生を終わらせて欲しくないです。

 

最後に、操さんのあば村の自慢は?

「人情が厚いこと。村のひとはみんあええ人ばかりです。」

 

イベントではカッコいい姿で周りを感動させていた操さん。ですが、後日
の打ち上げでは女性を前に笑顔になり、上機嫌でお話していました。以外
な一面。可愛らしい姿も見せてくれました。

 

そんな操さんが木を倒す様子。
7月19日 18:00〜
山陽放送(RSK) 「メッセージ」という番組内で少し放送いたします。

 

ぜひご覧ください。

 

 

明日もお昼の12時更新
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。