第60村人:寺坂 悦子さん

2014.6.24 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

 

あば村の高齢化率は約43%、ぼーくんが会う人みんな高齢者です。
しかし、村のお年寄りは本当に元気。何歳になっても車に乗りったり
畑に出たり、体を動かしています。そしてもちろん疲れます 笑 今日は
ガソリンスタンド内に作ったお茶スペースへ買い物がてら休憩しに来た
おばあちゃんをご紹介します。

 

寺坂 悦子(えつこ)さん

 

 

悦子さん

 

「こうやって若いもんと一緒にお茶を飲めるのはええなぁ!!」

おじいさんと一緒に、休憩がてらごぼうの種を買いにガソリンスタンド
へやってきた悦子さん。「ちょっと休憩しようや!」とおじいさんを誘
ってお茶を飲んで行かれました。(お金はおじいさんの財布から出て来ま
したが。) そこで想い出話を聞かせてくれました。村には少し前に、役
場の横に喫茶店があったそうです。「あっこでもな、コーヒーを出しと
って、みんな集まりよったんで、老いも若きも。」今はもう無くなった
喫茶店、村の人が集まる場所も少なくなってきました。「歳取ったら外
に出るんもおっくうになるでしょ、そしたら人と会うのも少なくなって
来るんですよ。」そんな中できたガソリンスタンド内のお茶飲み場。地
域の人が気軽に立ち寄れるように、おしゃべりができるようにと作りま
した。こんな場所が必要だと悦子さんはいいます。「家におって同じ人
(おそらくおじいさんのこと)と一緒に喋ってても、飽きて来るじゃろ。
あんたみたいな若いもんとしゃべらんと、体力だけじゃなくて心もしん
どくなってくる。」横でおじいさんが苦笑いしながらコーヒーを飲んで
いました。

 

悦子さん3

 

「頑張る人を見てな、私もがんばらにゃいけんと思うんよ。」

まだまだ元気な悦子さん、畑仕事やあば村の加工グループ(豆腐作り)にも
参加しておられます。年取ってもまだまだ頑張らにゃいけんと言う背景
には、悦子さんの師匠の姿があります。「私が農業を教わった、農業普
及所の先生が、まだ84歳でも頑張りよるんです。私が本当にお世話に
なった人で、その人がまだまだ働いとるんじゃけ、私もファイトせにゃ
いけませんが!!」ファイトするという言葉に可愛さを感じつつも、何
歳になっても先生と呼べる人がいることはいいなと思いました。悦子さ
んは笹餅や自分で作った野菜なども販売しておられる村の現役生産者。
村のためにもまだまだ頑張っていただきたいです。

 

 

最後に、悦子さんのあば村の自慢は?

「村はええんで、落ち着くし心が安らぐ。」

 

この言葉を残して、おじいさんと共にバタバタと帰っていかれました。
本当に落ち着いているのだろうか?

 

悦子さん2

 

コーヒーを飲んだら足早に帰って行きました。

 

 

明日もお昼の12時更新

次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。