2014.7.23 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan
今日の村も汗が滝のように出るくらい暑いですが、それで
も外で草刈りや畑をする日の姿が見えます。倒れないかと
不安になりながら一人一人声をかけていくのですが、大体
10時頃になるとみんな疲れてくるのか、「一緒にお茶に
しましょう。」と声をかけてくれます。今日は一緒にお茶
休憩をしたおばあちゃんをご紹介します。
あば村下沢地区にお住まいの美江子さん。家のすぐ横にある
畑を鍬で起こしておられました。「暑いですね〜。」と声を
かけるとここぞとばかりに「暑いな!のど乾いたか?お茶に
しよう!!」となぜか嬉しそうに飲み物を出してくれました。
道ばたに座って世間話。「草が生えそうだったんでな、鍬で
混ぜ込んでついでに肥料にしてやったんじゃ。何を植えよう
かと考えとるところです。」こうやって時期を考えて野菜を
作るのも良い頭の体操ですね。「この乾燥したねぎを日にち
を置いて植えていくんです。そしたらええぐらいに順番に大
きくなってくれる。」そこまで考えて野菜を作ってるのか。
お百姓のプロのようにいろいろ説明してくれますが、実は村
に来るまでは農業とは縁のないような生活をしておられたそ
うです。
今でこそバリバリ農業をしている美江子さんですが、あば村
に来る前は兵庫県におられました。「父親の仕事の関係で兵
庫の豊岡やらいろんなとこにおりました。でもこんな田舎じ
ゃなく街にいたんですよ。」ひょんなことであば村に嫁ぐこ
とになりましたが、最初はこんな奥に村があるなんて知らな
かったそうです。「加茂までは知ってたんです。あそこもす
ごい田舎だなと想ってましたよ。でもさらに奥があるなんて
全然知らなかった。草も刈らんといけんですしね。」そこか
らは初体験の田舎暮らしばかり、野菜づくりや、牛を使った
田起こし、乾燥椎茸作りなど、旦那さんと一緒に一生懸命働
いてこられました。「こんなことになるとは思ってもみませ
んでした。」と笑っておられましたが、村の生活を満足して
おられるようでした。
最後に、美江子さんのあば村の自慢は?
別れ際に「野菜はあるんか?」と言われて、答える間もなく
いろんな野菜をくれました。相変わらず村の人に活かされ生かされてます。
大量の野菜をいただきました。たまたま姿のみえたお隣のおばさんからも。
今日はカレーだな。
最近、投稿する時間がバラバラになってしまい申し訳ございません。
明日もお昼頃の更新予定です。お楽しみに。