第62村人:田中 榮子さん

2014.6.26 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

あば村の特産品と言えば、まずお味噌と豆腐があります。地元
の農業公社『グリーン公社』さんで製造されているもえぎ豆腐。
大豆の味がしっかりしていて、この豆腐を買うためだけに村へ
来る人もいます。今日は、豆腐の加工グループへ入り、豆腐を
作り続けてきたおばあちゃんをご紹介。

 

田中 榮子(えいこ)さん

栄子さん

 

「綺麗な水から作られる豆腐は最高ですよ。」

村の公社『グリーン公社』で豆腐を作っている榮子さん。3人の
グループで週に1回ほど製造を行っています。「村の綺麗な水で
作られた豆腐はとても美味しいですよ。豆腐は、水が命なんです
から。」一つ一つの作業を、長年の経験から来るカンで行って行
きます。その日の天気や温度に寄って、水の量や豆の挽き方を変
えるのだとか。美味しさの秘訣は、水だけではなくて、作るおば
ちゃんの影響も大きい気がします。豆腐づくりの朝は早く、この
日は朝の6時からの作業。朝も寒く、手もかじかむほどの日でし
た。その中でも手際よく豆腐を作る栄子さん。もはや神業です。

栄子さん3

作り日の状況によって、豆腐の作り方も微調整します。

しかし、榮子さんを含めた豆腐グループのみなさんもご高齢にな
りました。何より後継者の事が不安になっています。「あばの豆
腐をね、受け継いでくれる人が出て来て欲しいんです。できたら
若い人で。奥が深いし、やってみたら楽しいと思うんですよ。」
私もあと何年できるか分からないしねぇ、と小さく呟いていました。

栄子さん4

豆腐作りには、力仕事も多く、大変な作業です。

主に豆腐づくりをしている榮子さんですが、他にも綺麗な笹餅も
作っておられます。お友達と二人で、おしゃべりをしながら作る
のも楽しみの一つです。「食べるのが好きですから、美味しいも
の作るのも好きですよ。昔はみんな自分で作りよったんですから。」
今のお店で買うものではなく、自分の手で作り味わう幸せ。田舎
だからこそできることを思い出させてくれました。

 

栄子さん6

お豆腐と笹餅はどちらも『ガソリンスタンドあば村』内にて販売しています。
常時ある訳ではなく、なくなり次第終了なので、運が良ければ購入出来るかも。

 

 

最後に、榮子さんのあば村の自慢は?

「やっぱり、綺麗な水じゃないですかね。」

 

いつも笑顔が素敵な榮子さん。村で出会うと優しく声をかけてくれる
のがとても嬉しい。みなさんもあば村の豆腐を食べにいらしてくださいね。

 

明日もお昼の12時更新

次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。