2014.6.17 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan
村でよく話題になるのが「定年後をいかに楽しくすごすか。」とい
うこと。60歳近い人たちはよくこの話をしておられます。畑をす
るひともいれば、新しい趣味を見つけるひともいれば。何にもない
村だからこそ、考えたらなんでもできます。今日は、村で退職して
自分の趣味を楽しみに生活している素敵なお父さんをご紹介。
村外からお婿さんでやってきた博さん。「村のことなんか全く知らな
んだで。けどな、べっぴんさんがおると聞いて婿にやってきたんじゃ
わい!!」と開口一番元気に自己紹介してくれました。この日は、車
庫の屋根にペンキを塗っていました。村にきて50年ほど、退職して
からも長くなり、体も少しずつ衰えてきました。「昨日は半分塗った
けど、熱くてかなわんかった。今日は曇りで湿気とるし、もう少し頑
張ろうと思って仕事しとるんです。嫁さんにはもうそんなことやめと
けいわれるけど、外に出とる間にやってしまったら一緒のこと。」こ
うやって、自分で何か作るのが好きな博さん。なんとあば温泉ができ
た年に、家の庭先に露天風呂まで作ってしましました。「石も四国の
やつを買うてきて、お湯もポンプから出して、露天風呂作ったんです。
テレビも来たことがある。」素人の仕事とは思えない作り。ここで湯
に浸かりながらお酒なんて飲んだら美味しいんだろうな。
昔から写真が好きな博さん。退職後の今でも村内外問わずにいろんな
ところへ写真を撮りにいきます。「フィルムから一眼やら、たくさん
カメラは持っとるんで。」なんと、写真を印刷する専用のプリンター
が家に2台もあります。地域の行事にカメラ片手に出かけて行っては
撮影して、その日中に印刷して持って来てくれます。「写真撮るとき
に、アングルや光の加減を考えるのがええ頭の体操になるんじゃ。」
博さんはあば写真クラブにも所属しており、津山市の写真コンテスト
などにも出店しておられます。「これが、今度出店しようと考えてい
る写真。“美作の今”というタイトルでな。いろんなとこを考えて撮り
に行ったんで。」いつもはなかなか厳つい顔をしているのですが、写
真を前にすると可愛い笑顔に。今度一緒にあば村にある布滝の写真を
撮りに行こうと約束しました。
次に出店予定の写真たち。作品の題名を考えるのも楽しいと言います。
最後に、博さんのあば村の自慢は?
博さんの写真は。新しく合同会社あば村が復活させたガソリンスタンド
あば村 購買内のも飾られています。綺麗な写真たちがいろんな人たちを
お出迎えしてくれますよ。
明日もお昼の12時更新
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。