2014.6.2 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan
昨年のこの時期決まった、あば村農協出張所・ガソリンスタンドの閉鎖。それを受けて、村人出資の合同会社あば村を設立し、スタンドの復活に
向けて準備をしてきました。そして、いよいよ本日がオープン。農協跡地
には地域の人がちょっとした買い物ができる売店を作りました。今日はこ
の日を楽しみにしていた買い物大好きなおばあちゃんをご紹介します。
40年前、神戸からあば村へ嫁いでこられたよしこさん。下沢地区にお住
まいで、地域の人といつもおしゃべりしておられます。「私はな、口を動
かしとかんと死んでまうねん!!」関西出身ということで、今でも関西弁
で元気な声を聞かせてくれます。しかし、初めてあば村に来た時は故郷の
神戸とは全く違う姿に驚かれたようです。「もう(初めて村を見て)なんや
ねんここ、なんもないやん!って思ったよ。電車もバスも通ってないし。」
それでもあば村の生活にはある程度満足しておられます。「ほんでもな、
人は多くないし、水も綺麗やし、40年経ったらええとこやと思い始めて
きましたよ。」
しかし、村にも不満はありました。それは『おしゃべりと買い物』ができる
場所があば村にないということです。村には小さな商店が一つあるのみ、お
昼にお茶をしながらおしゃべりができるような場所もありません。それもあ
ってか、合同会社あば村が農協跡地を使って購買を開くことをとても楽しみ
にしておられました。「また新しく買い物するとこできるんやろ?少しお茶
できるとこもあるし、楽しみやわあ。」いよいよ本日オープンの日。開所式
にまで遠いところいつもの自転車で来てくれました。「やっぱり買い物は楽
しいなあ!」といつもの大きな声で村人たちとお話しておられます。せっか
くできたこの場所を長く続けて欲しいという想いもよしこさんにはあります。
「こうやってな、人が集まって、話ができて、買い物もできて、こんな場所
絶対必要やで!作ってくれて本当に嬉しいし、頑張って続けていかなあかん
な。」ぼーくんまたね!といつもの笑顔で手を振ってくれました。
買い物は本気のよしこさん。安いもの求めて、関西人魂を見せています。
最後に、よしこさんのあば村の自慢は?
地域の新しい集いの場となったガソリンスタンド。よしこさんを含め
たくさんの人が集まってきてくれたら嬉しいな。
明日もお昼の12時更新
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。