第7村人:西矢 冨子(とみこ)さん

2014.4.7 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

こんにちは。
あば村広報担当のぼーくんです。

 

あばのヒト コーナーでは一日一人として、ぼーくんが村人に突撃取材を行い

あば村民約580人を毎日一人ずつ紹介していきます。

 

毎日12時更新、個性的なあばの村人を楽しんでください。

 

本日の村人はこの人。

西矢 冨子(とみこ)さん

 

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あば村の一番下の集落 竹の下

ぽつんとある昔ながらの平屋が冨子さんのお家です。

 

ひさしぶりに晴れ間が出たので、ちょっと外で畑仕事をしていたら

お友達が訪ねてきたので、おしゃべりしていたそうです。

 

冨子さんは、ずっと前に
津山市内の方から嫁いでこられたそうで

『津山におったおりには、阿波村なんて名前を聞きもしませんでした。』

と、一言。

 

当時は合併なんて話も出ておらず、

勤めていない女性にとっては、阿波の男性と出会うことがほとんどなかったそうです。

恋愛なんてできなかったので、仲人さんを挟んで結婚して阿波にやって来ました。

 

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(なぜかお友達と結婚指輪トークで盛り上がっていました。)

 

 

『あばに来たときは、もう土しかなかったので、

 土いじりをするしかないと想いました。』

昔から阿波の仕事は【男性は山、女性は畑】

と決まっていたらしく。津山市内から来た冨子さんも初めて畑をやりだしたそうです。

『近所の人に教えてもらいながら、一生懸命に生きるために物作りを覚えていきました。』

と、ここにもあば村の優しさが見えます。

 

畑が好きになったようで、今では冬を過ぎて土が見えだすのが楽しみなのだとか。

 

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自慢の畑を案内してくれました。

 

 

『苦しいことがあっても、土いじりをしていたら忘れられる』

綺麗な水と土を触れるのがあば村の特権だと言う冨子さん

いまは、ここで育てた野菜をお孫さんに送るのが一つの楽しみだそうです。

『あばは雪も多いし、買い物に出るのもたいへんじゃし、暮らすのは不便です。

けど、こうやって土を触れて、友達としゃべって。それだけあれば幸せです。』

と鍬を振りながらお話してくれました。

 

最後に、あばの自慢は?

『みんなが笑顔でおれる村なことです。』

 

冨子さんの『冨』は『冨士山』から取られたそうです。

『冨士山のように、美しい人になりなさいと想いを込めてお父さんがつけてくれました』

そんな、冨子さんがあばで一番素敵な、美しい笑顔の持ち主でした。

 

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明日もお昼の12時更新。どんなお話が聞けるでしょうか?お楽しみに。

 

 

【大切なお知らせ】

 

きょうで一日一人も一週間経ちました

おかげさまでたくさんの方々に記事を見ていただいております。ありがとうございます。

 

さて、今までは本当に『毎日』の更新でした。

しかし、これからはもっと、あば村に住む『人とそのストーリー』を深くお伝えしていきたいと考えています。

 

ですので、これからは
【毎週平日の更新 土日・祝日は取材日としてブログ更新はしない】

 

という形にさせていただきます。

突然の発表ですが、あば村の人たち一人一人を丁寧に紹介していきたいので。

ご理解、ご協力のほどよろしくお願いいたします。

そして、これからも一日一人含め

あば村へのご声援、応援のほどよろしくお願いいたします。

 

あば村 広報  坊 将一