2014.4.4 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan
こんにちは。
あば村広報担当のぼーくんです。
あばのヒト コーナーでは一日一人として、ぼーくんが村人に突撃取材を行い。
あば村民約580人を毎日一人ずつ紹介していきます!!
毎日お昼の12時更新(何も無い限り)
個性的なあば村の村民たちを楽しんでいってください。
3人目は
写真右 仲良し3人組のお姉さん的存在
昨日もみつえさんでしたね。漢字違いの同じ名前です^^
そしてお生まれも隣町の加茂町。
昔はしょっちゅう、先日紹介した光恵(みつえ)さんと
郵便物を間違えて配達されていたとか。
だから仲良くなったらしいです、素敵なご縁。
今のように裕福ではなかった、当時の思い出をゆっくり、淡々とお話してくださりました。
ちょっと感動したので、編集なしでそのまま掲載します。
『私は、隣の加茂から嫁いできました。
当時はもう汽車が通っていましてね。実家から歩いて2時間で駅まで行き
電車は30分も乗らずに降り、また1時間かけて歩いてあばまで行きました。
電車の時間の方が短かったんですね。
河合駅(あばの最寄り駅)から降りると、2本足の下駄に履き替えました。
それをカランカラン鳴らしながら歩くのです。そうすれば、嫁が来たと、村の人が分かるでしょう?
そこから嫁ぎ先の家に行くと、旦那のお義母さん、お義兄さん、お義理兄さんお嫁さんが
迎えてくださりました。
あれは1月3日の日、雪が本当にしんしんとたくさん振っていました。
それでも、嫁いで来たら近隣の人にご挨拶に伺わなければならんのです。
その時も下駄で音を鳴らして歩かにゃおえん(あるかないといけない)のですが、雪で音が鳴りません。
なので、お義理兄さん、お義理母さんが、一生懸命私の前を歩いて雪を掻いてくれたんです。
申し訳ない気持ちでいっぱいでしたが、本当に心優しい人たちだと想いましたよ。
嬉しかったです。
私の旦那は、その時長い仕事に外へ出とったんです。
なので、嫁いで一ヶ月は旦那おらずで生活しました。
それでも(嫁ぎ先の)家の人によくしてもらって、あばの優しさに触れた一ヶ月でした。』
静かな声で、ゆっくりとお話してくださりました。
恥ずかしがりやで、写真もほとんど撮らせてくれなかった充恵さん。
けど、素敵なお話を聞かせていただけました。ありがとう。
突然始めた あばの嫁ぎ事情シリーズ
3時間ほどのお話でたくさん昔のあばを教えていただけました。
ちょっとほっこりしながら、最後は縁側から暖かく見送ってくださりました。
あば、素敵ですね。
明日からはまた普通に更新します。
お昼の12時更新
次はどんなお話が聞けるでしょうか?