【特集】てまひま 始まります。

2014.12.2 【あばのコト】 投稿者:bo-kun_chan


 

 

てまひまーイメージ画像

 

 

12月に入りました。『師走』という言葉があるように地域の人々も冬や年越しの準備を
いそいそと初めておられます。そんな中、あば村宣言HPでも特集記事の連載がスタートと
なりました。

 

【特集】てまひま

 

地域というものは、そこに人がいるから存在し得るものです。このあば村もわずか560人
という人口ながら、ここに人が生活しているので地域として存続し続けています。そんな地
域には必ずと言っていいほど、人が生み出し、伝え続けてきた『技』がたくさんあります。

 

 

『技』という漢字は『手で支える』と書きます。人は何かを生み出す時に、頭で考え、それ
を手に伝え・動かしてきました。昔からの伝統技術も、現代に合わせて生み出された新しい
技も、最後に頼る場所は人間の手でした。ここあば村にも手に確かな技を持っている方々が
たくさんおられます。日常生活で当たり前に行っているようなことも、そこには確かな価値
があり、何よりも丁寧な仕事がなされています。

 

 

手間暇をかける、という言葉があります。なにか大切なことを行うときに、ゆっくりと時間
をかけ、丁寧に仕事をしていく時に使われます。よく田舎には何もないと言われますが、何
もないからこそ、ゆっくりと一つの仕事に熱中し、技を鍛える時間が、ここにはたくさんあ
ります。そしてこの時間を使い、自分の手に職をつけてきた人もおられます。

 

 

手間をかけ、暇を惜しまない。そうして生きてきた人が手に宿してきた『技』に注目して紹
介していく。そんな意味を込めて 【特集】てまひま がスタートします。

 

最初はこの方

 

御百姓:山田 清一さん

 

 

てまひま 山田さん1

 

 

標高が高く寒暖の差が大きい、源流の地であるあば村は米作りにぴったりの土地です。
そんな場所で生まれ育ち、一時は外へ出たものの再び帰ってきてこだわりの農業をしておられ
る山田清一さん。
今では数件しか見られない『ハデ干し』という技術を使って米つくりをしておられます。山田
さんから出てくる言葉やふとした時に見せるこだわりの部分、自分で実践してきたからこそ手
についた技をお伝えしていきます。

 

12月3日(水) 御百姓:山田清一さん Part.1 〜ハデを作る技〜
12月8日(月) 御百姓:山田清一さん Part.2 〜米を作る技〜

の2本仕立てでお伝えしていきます。

 

 

どうぞお楽しみに。