第88村人:冨倉 健次さん

2014.9.1 【あばのヒト】 投稿者:bo-kun_chan


 

 

9月になりました。もうすぐ実りの秋がやってきますね。山を
歩いていると栗が落ちていたり、きのこが生えていたり、村も
秋の準備を始めています。村の中心に位置する中土居地区にも
豊かな実りを感じられる場所が。たくさんのりんごの木に赤い
実がついています。今日は、このりんごを作っておられる素敵
な農家さんをご紹介。

 

冨倉 健次(けんじ)さん

 

けんじさん3

 

「阿波に帰ってきて5年。何も分からないけど、毎年りんごは良くなっています。」

 

あば村中土居地区、田んぼに囲まれた一角にたくさんのりんご
の木があります。このりんご園を一人で管理しておられるのが
健次さんです。「私はりんごのことはぜんぜん分からないんで
すよ。」といつも謙遜しておられますが、毎年このりんごを楽
しみにしておられるほど。実はこのりんご園を健二さんが始め
たのも5年前のことでした。「私は5年前まで大阪にいました。
ミシンを作る工場に勤めてたんですよ。それから阿波へ帰って
きてお兄さんがやっていたこのりんご園を引き継いだんです。」
毎日りんご園に出ては、手間を惜しまずに作業をしておられま
す。

 

けんじさん

 

 

 

少し前に、自転車を走らせていると健次さんの畑から賑やかな
女性の声がしました。今日は久しぶりに中学時代の同級生とミ
ニ同窓会を開くそうで、健次さんの作ったブルーベリーを皆さ
んで取っておられました。みんなで仲良く、昔話をしながら収
穫、そしてお昼ご飯を食べている時にこんな話になりました。
「りんごにかける袋に、自分の名前を書いて育てよう。りんご
が熟したらまたみんなで集まろう!!」健次さんも笑顔になっ
て乗り気に。さっそく袋のかけかたを習って、みんなでお気に
入りのりんごを探す。「こうやって、私の畑でも人が集まって
くれて笑顔になってくれたら嬉しいです。」と話ます。ぼーく
んも一つ袋掛けさせてもらいました。熟すのは10月ごろにな
るとか。はやく自分の食べたくてうずうずしております。

 

けんじさん2

 

最後に、健次さんのあば村の自慢は?

 

「どうでしょう?静かなところかな?」

 

 

もの静かであまり喋らない健次さんですが、りんごへの愛は誰に
も負けてませんでした。健次さんのりんご、畑の隣で1つ10円
から販売しております。産地直送(隣なので)、大切に作られたりん
ごを食べに、ぜひあば村へお越しください。

 

 

明日も更新の予定です。
次はどんなお話が聞けるでしょうか、お楽しみに。