2015.7.28 【あばのコト, あばのトコロ】 投稿者:abadev
岡山県指定重要無形民族文化財に指定されている『阿波八幡神社』
その入り口に建てられている『隋神門』の木堂さん(木造の人形のこと)が長年の雨風により劣化していました。
地域の方から「新しい木堂」さんが届いたよ。との連絡を受けたので写真を撮りにいってきました。
運び出された木堂さん。中は虫食い、朽ちて、いろんなパーツがバラバラになっていました。
古文書によると、八幡神社に隋神門が建設されたのが、約580年前。その数十年後に木堂さんが
隋神門に飾られたとあります。
隋神門の両側に新しくなった木堂さんが飾られました。
550年ぶりに新しくなります。歴史的な瞬間に立ち会うことができました。
7月15日。八幡神社と夏祭りと同時に、木堂さんのお祓いもしていただきました。
こうして、正式に木堂さんも八幡神社のものに。これからまた長い間、あば村と八幡神社に訪れる人を迎え、見守っていただきます。
この写真は、約90年前の八幡神社の写真。神社の社務所からみつかりました。
これが、今の八幡神社を同じ角度から撮ったものです。
階段横の御神木がかなり大きくなっていることがわかります。
古い写真の階段左に映るこれまた大きな杉は、火災に遭い焼けてしまったそうです。
かつては銘木100選に選ばれたこの木。今では根元に看板が立てられています。
ここ、八幡神社では、毎年11月3日に『花まつり』というあば村伝統のお祭りが開催されます。
(昨年の様子はこちらから)
この花まつりの際には、ぜひともあば村にお越しいただき
新しくなった木堂さんもご覧くださいね。