2017.9.19 【あばのコト, お知らせ】 投稿者:田中 健昌
9月16日(土)、阿波地域の豊かな環境セミナーを開催しました。
第1講では、阿波の小水力発電可能性調査の中で取り組んでいる環境調査の結果について竹門康弘教授にご講演いただきました。調査流域に多様な水生生物が生息していること、水源地域の自然の重要性とそれを保全することの大切さ、そしてそれが結果として小水力発電にも好影響を及ぼすことを教えていただきました。
第2講では、阿波出身の小椋純一教授にご講演いただきました。阿波では約7000年も前から自然に人の手を加えて生活してきたこと、昔の阿波の姿は今のような森林に覆われているのではなく、草原が多く広がっていたことを知りました。
1講は小水力発電の環境調査に伴ってのお話、2講は阿波の植生の歴史のお話。
内容は全く違いましたが、お二人のお話から共通して考えさせられたのは、環境保全とは何を保全していけばいいのか、ということでした。
ヒントとしていただいたのは、「多様性」と「持続可能性」。
より多くが持続していける環境を、知恵のある人間が計画的に少しだけ手を加えていくことも重要な選択肢の一つなのかと思いました。
私自身とても考えさせられるセミナーでした。
知ることの大切さを改めて感じました。
農繁期にもかかわらず、セミナーには約80名の方がご参加くださいました。
改めて御礼申し上げます。
有難うございました。