2017.4.24 【あばのコト, あば通信】 投稿者:谷口江利香
先日の土曜日、昨年あばに生徒さんたちを連れて現地実習をしてくださった
岡山大学の石丸佳苗先生とともに、今年度の授業作りに向けて
あば内の地域資源を体感すべく里山散策にでかけました。
あば温泉そばの囲炉裏料理・あなみさんの前を通ると可愛らしいピンクのしだれ桜が咲いていました。
青空に映えて可憐な花の淡い色合いがすごくきれいに見えました。
炭火焼でいただく囲炉裏料理が絶品のあなみさん。併設されたホールの窓に映る桜をパチリ。
あなみさんの前を通って南に下っていったところには冨倉健次さんのりんご園があり、
家の横に植えられている花桃が咲き始めていました。
一本の木に白、ピンク、白とピンク混じりといった色とりどりの花が咲く花桃。
桜が終わった後も引き続きあばの春を彩ってくれます。
冨倉さんのりんご園内には菜の花も咲いていました。
園内には菜の花の香りがいっぱい。幸せの黄色い花、桜と同じくらい大好きです(^-^)。
りんごの木にはかわいらしいつぼみが。花が咲くのは5月初めだそうです。
園内の一角に植えられているえんどう豆にも花が。ブルーベリーも間もなく開花しそうです。
健次さんと一緒に大根や大根葉を収穫。お昼ご飯に使います。
春の畑で大地のめぐみを収穫し、笑顔で交流。素敵なひとときです。
あなみさんとこのこいのぼりをバックに、「とったど~!」大根葉も風になびいていました。
冨倉さんちを後にして、お次はあば交流館スタッフの西山さんと山菜採りへ。
いつもはスーツ姿のジェントルマンですが、
この日はアクティブなスタイルでさっそうと野山をかけめぐられ次々に山菜をゲットしていました。
石丸先生の好物というこごみ。嬉しそうに摘む笑顔がキュートです。
川べりで半日蔭のようなところでよく育つというこごみ。
かなり大きく育っていましたが、それでもいくつか食べごろのものを手に入れられました。
勝手知ったる野山。フットワーク軽く俊敏に移動される姿がカッコ良かったです!!
西山さんは葉わさびを、石丸先生はつくしを、わたしは写真を。2人とも真剣そのもの。
かわいらしい花を咲かせている葉わさび。これはやっぱり醤油漬けですね♪
山桜咲き誇るもとで、山菜採り。のどかな里山の春の風景。
この日収穫したのは大根、大根葉、葉わさび、つくし、こごみ、うど菜、わらび。
おすそわけしていただいた原木椎茸もそえてパチリ。
再度健次さんにお声かけして、わたしの家にてとれたて食材で一緒に昼食を手作り。
食べる前に記念撮影。前日に作っておいた巻き寿司といただきもののお赤飯とともに。
健次さんとこで収穫した大根と大根葉は角天、しいたけとともに炒めて
麺つゆで味付け。すりごまと鰹節も合わせました。
炒め物担当の健次さんいわく”自分で作ったのが一番おいしい!(^-^)v”
こごみはいただきものの椎茸、あばのたらの芽とともに天ぷらに。おいし~~~!!
巻き寿司の中に、事前に作っておいた葉わさびの醤油漬けを使用。
人参とほうれん草、椎茸もあば産です。
縁側でひなたぼっこしながら食べたお昼ご飯、とっても幸せでした♪
下処理に時間がかかるつくしとわらびは石丸先生がお持ち帰りくださり、
わたしはうど菜と葉わさびをいただきました。
うど菜は翌日のイベント用にして、葉わさびはまた醤油漬け作ろう。
昼食の後は尾所の桜のお花見に。絶好のお天気で満開という最高のタイミング。
仲睦まじく桜のもとで記念撮影。ほかにもたくさんの花見客が訪れていました。
大雪の冬を越え、やっと訪れた春に感無量。今年も咲いてくれてありがとうございます!
カメラ目線でない健次さんがチャーミング♪
少し離れたところから見る桜も素敵でした(^-^)。
お花見の後はあばの奥へ山の湧水をくみに。
幾層もの山の岩盤でろ過された天然水は最高に美味しいんです!
健次さんのナビでさらに奥へ。
清き流れが美しい鱒返りの滝。
写真ではわかりにくいですが、健次さんのお気に入りのこぶしの花を教えていただきました。
青空に映える白い花。
時々一人で散策しに来て花を眺めるというロマンティックな健次さん。
素敵な景色のおすそわけをありがとうございます!
道中には砂防ダムもありました。
植林されている山が多い中、雑木林が残るこのあたりの風景。
今は枯れ木に見える山々が萌黄色になる季節が楽しみです。
ここで生まれ育ったからこそ、ここで暮らしているからこそ、
あばのみなさんがご存じの様々な風景と地域資源。
その豊かさを未来に引き継いでいくためにどんなことができるのか?
里山の春の一日を楽しみながら、
改めて自分自身に問いかけたことでした。
このあばが岡山大学をはじめいろんな方々の
フィールドワークの場として有効に活用されますように。
※なお、山菜が生える野山には所有者の方がいらっしゃいます。
地域の方の許可なく山菜を収穫しないようお願いいたします。
山菜は里山で暮らすわたしたちにとって貴重な食材です。
くれぐれも乱獲なさらないでくださいませ。