大雪の中、あばで感じること。

2017.1.24 【あばのコト, あば通信】 投稿者:谷口江利香


今朝は5時過ぎに除雪機の稼働する音で目覚めました。

窓の外はいつもに増して真っ白・・・。

 

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我が家の窓からの眺め。屋根に積もった雪がすごいことになっています・・・。

 

 

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ふと見上げるとつららが・・・。外を歩く時は頭上に気をつけなくちゃ!

 

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外に出るとこんな感じで、玄関先には雪の山が・・・。

 

 

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屋根の上に積もってる雪だけで軽く50cm以上あると思われます。

 

 

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旧阿波小学校の校庭も、道路もとにかく雪!! 早朝除雪されていますが、どんどん積もっていってます。

 

 

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小学校そばに植えられている木も、このままではすっぽり雪に覆われてしまいそう・・・。

 

 

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阿波出張所前の駐車場。除雪された雪の高さが軽四よりも高くなっています。

 

 

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出張所玄関の植木の雪の高さはこの通り。朝から職員総出で雪かき作業です。除雪車はパワフル!

 

 

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出張所の裏手で除雪後の雪の高さがこのくらいに。

あばの中心の出張所周辺でもかなりすごいと思うのですが、

一番奥の大杉地区や山際の西谷地区、尾所地区などは

もっともっと雪が多いと思われます。

どうかみなさん、雪かきや歩行、運転時には

くれぐれも細心の注意をお願いいたします。

 

 

南国土佐の高知で生まれ育ったわたしにとって、自分の暮らしの場が

こんなにも大雪に見舞われるというのは人生で初めての経験です。

雪に慣れていらっしゃるあばのみなさんにとっても

今回の雪のレベルは数年ぶりのことのようでした。

 

 

降っては降ってはずんずん積もる大雪のあばの中で感じること。

それは、雪が多いからこその助け合い・支え合いの精神の強さです。

自分の家の周りの雪かきだけでなく、近所のご高齢の方がお住まいの家の

雪かきを手伝ってあげたり、みんなが通る場所の雪をかいてあげたり。

 

 

津山市の中でもあばの人はとても親切であったかいという声を聞いたのですが、

雪の多い、どんづまりの小さな地域ゆえの特性ではないかと感じます。

市街地からも離れていて、高齢者が多い地域だからこそ、

自分の困りごと同様、誰かの困りごとに対しても敏感に気遣いできて、

助け合い・支え合える家族のような関係性があばにはあると思います。

特に雪は、命の危険に直結するのでなおのこと意識が高いように感じます。

また、冬の間の苦労を分かちあい、ともに迎えた春の喜びが

よりいっそう強いつながりを紡いでいくのかもしれません。

 

 

外から来たわたしに対して親戚の子のようにあたたかく可愛がってくださる

あばのみなさんの笑顔を想いながら、

降りしきる大雪に負けないぬくもりをかみしめたことでした。

あばで初めて迎えた去年の冬はほとんど雪が降らなかったのですが、

今年この大雪の冬を乗り越えた時、やっと本当にあばの春を

みなさんとともに迎えられる気がします。そんな春が待ち遠しいです♪

 

 

・・・それにしても、11時20分現在もあばの大雪はとどまることを知らず

昨日よりもものすごい勢いで積もっていっています。

鳥取県では24日未明までに300台以上の車が立ち往生とのニュースが。

http://news.yahoo.co.jp/pickup/6228094

あばに来る方も、戻られる方も、本当にお気をつけくださいませ。

この記事の投稿者

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谷口江利香
高知県出身。徳島大学医学部栄養学科卒業後、管理栄養士に。食育活動を通して健康な生き方を提案していく中で、その人が暮らす環境が心身に大きく影響することを強く意識するようになり、地域活動にも関わる。

平成27年4月から地域おこし協力隊として活動を開始。あばの気候風土と食・人・暮らしの豊かさを“価値化”しながら、あばで暮らすみなさんの心と体の健康サポートを目指す。