あばふうどツーリズム企画会議その②の開催

2016.6.6 【あばのコト, あば通信】 投稿者:谷口江利香


6月4日(土)、あば・暮らしの小楽校第3回目の授業として

一般社団法人のあっく自然学校の代表である高井啓太郎さんを交えて

あばでの自然学校運営についてお話していただきました。

 

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のあっく自然学校は、野外に出掛け与えられるだけのプログラムではなく

非日常体験の中でさまざまな選択肢を出し、

子どもたちが考え、話し合い選択し成り立つプログラムを提供されています。

岡山・兵庫・カナダなどで活動を実施されており、あばでの取り組みは今年で8年目。

茅葺屋根の古民家”おおすぎ”を活用し、釣りやシャワークライミング、スキーなど

あばの環境を活かした体験をこどもたちが楽しんでいます。

 

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こどもたちに強制して何かをやらせるのではなく、

こどもたちが自主的にプログラムを考えて楽しむ。

その中で、普段とは違う仲間と違う場所で

そこでだからできることを体験し、自ら何かを学んでいく。

のあっくさんが提供しているのは”レジャー”ではなく”教育”なのだということが

高井さんの言葉を通して心に響きました。

 

自然学校としてきちんと運営を実施・継続していくための仕組みや広報・集客の仕方、

自分の”想い”と市場のニーズ・マーケティング・ポテンシャルのバランスなど

とても参考になるたくさんの”生の声”を聴かせていただき、

すごく勉強になったことでした。

 

想いを形にし、仕事にしていくためにはしっかりとした信念が必要で

のあっくさんには”教育”というぶれない軸があるからこそ

参加するこどもたちにとっても、参加させる親御さんたちにとっても

非常に有意義でまたリピートしたいという高い満足度が得られるのでしょう。

教えて育てる”教育”というよりも、参加者同士が共に学び共に育つ”共育”の形に

強く共感しました。

 

高井さんのお話を聴きながら、自分の考えがとても”浅い”ことを痛感。

のあっくさんのプログラムは参加して終わりではなく、

こどもたちが日常に帰ってからの行動や人生にも影響を与えうるくらいに深い・・・。

あばを訪れるみなさんにあばの気候風土やFOODを楽しんでいただくことを通して

その先に何を持ち帰っていただくのか?

目的と目標を混同せずにあばでのふうどツーリズムを企画できるように心がけますね。

今回の授業での学びをまたあばのみなさんとも共有いたします。

この記事の投稿者

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谷口江利香
高知県出身。徳島大学医学部栄養学科卒業後、管理栄養士に。食育活動を通して健康な生き方を提案していく中で、その人が暮らす環境が心身に大きく影響することを強く意識するようになり、地域活動にも関わる。

平成27年4月から地域おこし協力隊として活動を開始。あばの気候風土と食・人・暮らしの豊かさを“価値化”しながら、あばで暮らすみなさんの心と体の健康サポートを目指す。