阿波加茂町文化協会カラオケ発表交流会

2016.4.25 【あばのコト, あばのヒト, あば通信】 投稿者:谷口江利香


4月24日(日)、
阿波加茂町文化協会カラオケ発表交流会が
阿波公民館で開催されました。

 

開会に先立ち、

阿波文化協会の大塚昭典会長がご挨拶。

 

ハレのステージに立った58名のみなさん、
選曲や衣装にそれぞれの思いがこめられていて、
どの曲も本当に素晴らしかったです。

 

鮮やかなピンクのジャケットが

ひときわ目を引いていた石原昌子さん。

低音の重厚な響きに客席からは黄色い声援が♪

 

詩吟で鍛えられた美声を

ご披露くださった寺本信子さん。

会場では受付や

出演者の順番確認をしてくださっていました。

 

平成27年度津山市文化連盟功労賞を

受賞された高矢百合子さん。

あばのカラオケ教室で

みなさんをレッスンしてくださっています。

美空ひばりさんの名曲「悲しい酒」を

情感たっぷりに熱唱されていました。

 

人前に立ち、歌を披露することが

どれだけみなさんの健康や生きがいに

つながっていることか。

カラオケという共通の趣味のもと、

仲間と集い合うことが

どれだけ日々の糧になっていることか。

その意義はとても大きいと思います。

 

年を重ねてなお元気に歌えるということの

幸せをかみしめ合われていたみなさんのお姿が、

心に深く突き刺さったことでした。

一人一人の歌声の背景にある

それぞれの人生の深みを感じて

諸先輩方への敬意で胸がいっぱいでした・・・。

 

みなさんのステージを客席から

応援されていたみなさんの笑顔と拍手が

会場をぬくもりいっぱいに包む

素敵な発表会となりました。

 

発表会終了後はあばのみなさんで会場の片付け。

素晴らしい音響を提供してくださった青木さんを

公民館の玄関先でみんなでお見送りしました。

「こんなふうに音響さんを見送るところはほかにないよ。」

と百合子先生。とてもアットホームな舞台裏でした。

 

片付けの後、みんなそろってお茶と和菓子で反省会。

ジョークと笑いが行き交い、

みなさんの仲の良さがよくわかる和やかさでした。

残ったお水やお菓子をジャンケンで争奪戦。

なかなか勝負がつかなくて
またみんなで大笑いしたことです(^-^)。

 

文化協会に参加されているみなさんの高齢化に伴い、

今後の会の活動規模に関するご提言もありました。

過疎化・高齢化の進むあばで

向き合わなくてはならない現実が多々あります。

小さな地域でのイベントは、何気ない日々を彩る

大切な集いと楽しみの機会でもあります。

そういったイベントを維持していくために

あらゆる現場で若返りが必要です。

 

地域おこし協力隊として、何ができるのか?

地域の課題を肌で感じながら

自分の役割について自問自答した一日となりました。

 

この記事の投稿者

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谷口江利香
高知県出身。徳島大学医学部栄養学科卒業後、管理栄養士に。食育活動を通して健康な生き方を提案していく中で、その人が暮らす環境が心身に大きく影響することを強く意識するようになり、地域活動にも関わる。

平成27年4月から地域おこし協力隊として活動を開始。あばの気候風土と食・人・暮らしの豊かさを“価値化”しながら、あばで暮らすみなさんの心と体の健康サポートを目指す。