八幡神社の花祭りが今年も盛大に行われました。

2014.11.6 【あばのコト】 投稿者:bo-kun_chan


 

 

こんにちは。

11月3日に、あば村年に一度の秋祭り
『八幡神社の花祭り』が盛大に行われました。

 

岡山県指定重要無形民族文化財に指定されている八幡神社の花祭り
独特の『花』とよばれる神輿を村の若衆が持ち、練り合うという珍しい形
のお祭りです。

『花』作りの様子はこちらから↓

http://abamura.com/tsusin/koto/1611 

 

 

なんとぼーくん、地区で数人しか選ばれない『花持ち』という大役をいただき
花を持って練るという貴重な体験をさせていただきました。
そんな花祭りの様子をたくさんの写真と共にお届けいたします。

 

 

 

花祭り1

祭りの朝は早い。集合時間は朝の8時でした。僕の住む大畑地区では朝から
祭りで使う『花』の組み立てをします。雨のぱらつく中ですが、時折虹も姿
を見せて「縁起がええのう」と言いながら作業開始。

 

 

花祭り2

まずは、竹かごの中に色がみを引いていきます。

 

 

花祭り3

そしてこの中に藁や麦をこれでもかというくらい詰め込んでいきます。これが
飾りの刺さる元となるので、簡単に抜けないようにかごいっぱいに詰め込んで
いきます。

 

 

花祭り4

竹の棒を使ってそこまでぎっちりと。

 

 

 

花祭り6

これを3つ、木の棒に刺して土台は完成です。以前作ったかざりを刺していきます。

 

 

 

花祭り9

飾りを刺したら、『やなぎ』とよばれる枝を刺していきます。全部で80本。
全体が美しい花のようにみえるのがこのみこしの由来です。

 

 

 

花祭り11

 

 

花祭り10

 

そして、この『やなぎ』一本一本に短冊を3枚づつ結んでいきます。一つ一つに
和歌や短歌、古事成語などありがたいお言葉が書かれています。これでやっと
『花』の完成です。

 

 

 

花祭り12

完成した『花』を八幡神社までかついでいきます。正午までにお宮に持っていかない
と祭りに参加できないそうで、時間厳守です。

 

 

 

花祭り13

花が運ばれるのを、神様と近隣住民さんに知らせるために太鼓も叩いていきます。

 

 

花祭り14

八幡神社さんではすでに、地区の神役さんが神事を行っておられました。
奥の院から神様が出てこられます。

 

 

 

花祭り15

宮にはすでに各地区の花が出揃っていました。

 

 

 

花祭り16

こちらは大畑地区の花とは違う『さくら』という花です。
竹に白い紙を巻き、色とりどりの花びらが飾られています。こちらも美しいです。

 

 

 

花祭り17

いよいよ、神役を先頭に花が出歩いていきます。

 

 

 

花祭り18

後ろに神様がおられ、花祭りの際には必ず後ろには下がってはいけないという
決まりもあります。緊張。

 

 

 

花祭り19

 

下へ降りて、神事の続きを。神様へ五穀豊穣の祈りをします。この神事が終わる
といよいよ男達による花練りの開始です。

 

 

 

花祭り20

花練りを待つ男達の熱気も上がってきています。

 

 

 

花祭り29

ぼーくんがいる大畑地区の勇者たち。みんなで花を持つということで友情が芽生えました。

 

 

 

花祭り21

 

いよいよ、花の入場です。『花』を八幡神社にとどけた順番で入場していきます。
なんと大杉地区は日が変わってすぐに花を運んだとのこと。気合十分です。

 

 

花祭り22

 

花が出揃い、いざ花練りの開始です。後ろには下がれない花祭り前にいる『花』
へと勇敢にぶつかっていきます。写真の一番手前にぼーくんがいます。先輩方に
ついていき、訳も分からず突進していきます。

 

 

花祭り23

 

もう、何がなんだか分からないくらいに他の花へと向かっていきます。ぶつかったら
ひたすらに回転し、相手の飾りを全て落としていきます。飾りが全て落ちた花から順
に抜けていき、すべての飾りが落ちるまで練りは続いていきます。

 

 

花祭り24

 

あちこちで男達が大声をあげて花を練り合います。花が倒れても、後ろに下がっても
いけません。

 

花祭り28

迫力満点の練り合いに観客も大興奮、ぼーくんから見た目線はまさにこんな感じ
頭の上で大きな音を立てて花がぶつかり合います。

 

 

 

花祭り25

 

すべての飾りが落ちて、祭りの終了です。

 

 

 

 

花祭り26

再び、八幡神社へ戻って祭りは終了。今年は特に激しい練り合いだったと評判でした。
初参加のぼーくんはついていくのに必死でほとんどなにも覚えてません。村の男達の
熱気に圧倒されっぱなしだったことだけはよく覚えています。

 

 

この花祭りで落ちた飾りを屋根の上に上げておくと、この一年は神様の加護に
恵まれると言われています。祭りが終わるとあば村じゅうの屋根にかざりが置
いてあるのを見れますよ。

 

 

一年に一度の『花祭り』。こんなに激しくぶつかり合うにも関わらず
『けんか祭りではない』というところも驚きです。

 

年々高齢化や人口減少の進むあば村ですが、この花祭りだけは残していきたい
という声を多く聞きます。しかし、この祭りのために帰ってきた青年や仕事を
休んだ若衆もたくさんおられました。

 

村の大切なお祭りは今後も熱い若者たちによって守られていくでしょう。

 

また来年、この記事をみているみなさんもあば村に来て、この『花祭り』を
その目で見てはいかがでしょうか?

お待ちしております。

 

 

撮影協力:高矢満雄さん 石田りゑさん