間伐材が燃料に 木の駅プロジェクト

エネルギーの地産地消

地域の94パーセントを山林が占め、そのうち、スギやヒノキの人工林は約80パーセントのあば。これまでは木材の価格が下落しているため、間伐した木の多くはそのまま山に放置されたり、そもそも間伐も行わず山が荒廃してしまう状況になっていました。
そんな日本中で起こっている問題に対して、発想の転換から生まれたのが『木の駅プロジェクト』です。
価値がないと思われてきた間伐材を「集めて・破砕処理し・地元で消費する」仕組みは、まわりを山で囲まれたあばには、うってつけの取り組みとなりました。

仕組みは、まず地元山林所有者(山主)によって、間伐材が集積場(木の駅)まで運ばれます。運ばれた間伐材は、チッパーで破砕処理され、あば温泉のボイラーの燃料として使われます。化石燃料ではなく間伐材を燃料として使うため、二酸化炭素の排出量の抑制効果が見込まれ、環境に優しいエネルギーとなります。また、間伐材はあば地域の商店などで使える地域通貨「こもれび券」※と交換されるため、地元の山主さんは間伐材で温泉にはいったり地域で買い物することができます。(※ 2016年より地域通貨ではなく地元商工会の商品券を使っています)
切り捨てられたままで、価値のないものとされていた間伐材が、商品に生まれ変わり地域の経済も活性化させる役割を果たすことができるようになります。

2012年から実証実験として取り組みを始め、2014年度から本格的に実施された『木の駅プロジェクト』。今後は間伐材を持ち込める地域をあば以外にまで拡大して集荷量を増やし、一般家庭向けの薪に加工して販売するなども計画しています。

薪ボイラー写真

間伐材を集積場(木の駅)へ運ぶ様子

薪ボイラー写真

あば温泉で使用されているチップボイラー

木の駅プロジェクトの仕組み
あば温泉写真1 あば温泉写真2
営業時間
11:00~21:00(定休日 水曜日)
施設内容
ヒノキ風呂、岩風呂、フィンランドサウナ、ジェットバス、機能回復訓練プール
料金
大人:500円
高齢者(70歳以上):300円
小学生:200円(未就学児無料)